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国頭に新特産品「やんばる南瓜パイ」 安田産ブランドカボチャ使う

新商品披露会では「やんばる南瓜パイ」のほか、天ぷら、煮物、コロッケ、ピザ、スープ、ジェラートなどのカボチャ料理がふるまわれた

新商品披露会では「やんばる南瓜パイ」のほか、天ぷら、煮物、コロッケ、ピザ、スープ、ジェラートなどのカボチャ料理がふるまわれた

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 国頭村産ブランドカボチャを使った商品「やんばる南瓜(カボチャ)パイ」の販売が6月7日、国頭村観光協会(国頭村奥間)で始まった。

新たに販売される「やんばる南瓜パイ」

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 「やんばる南瓜」は昨年12月、国頭村安田で栽培が始まったブランドカボチャ。1260株を植え、今年4月に約3.5トンを初収穫した。今回、新たな特産品の創出と、地域農業の活性化を目的に6次産業化商品として開発した。

 商品開発は、国頭村観光協会と、沖縄県内や北海道で農業・堆肥肥料生産を手がける「CEO」(糸満市)が共同で行った。やんばる南瓜をペースト状に加工し、しっとりとしたパイ生地で包み込んだ。価格は5個入り=1,500円。CEOスタッフの後木俊介さんは「やんばるカボチャは割った瞬間から香りが良く、甘さや風味も強い。おいしさを最大限に引き出すため、カボチャの餡(あん)と皮のバランスを1グラム単位で試作を繰り返し、ベストな比率を導き出した」と話す。

 当日は、新商品披露会も行い、村内の観光事業者や関係者など約20人が参加。「やんばる南瓜パイ」を試食したほか、やんばる南瓜を使った天ぷら、煮物、コロッケ、ピザ、スープ、ジェラートなどのカボチャ料理を試食した。

 国頭村観光協会の比嘉明男会長は「やんばる南瓜はヤンバルクイナが生息する安田近くで育てている物で国頭らしい農作物。観光客から『国頭村の特産品のお土産はないか』と問い合わせもあったので、新たな土産品として手に取ってもらえたら」と話す。

 CEOの中牟田吉太郎社長は「生産から加工、販売までを一貫して手がける6次産業を国頭村に根付かせていきたい。商品化も可能なことを知ってもらい、国頭での農業や六次産業化をアピールしていけたら」と話す。

 販売は、国頭村観光協会、「安田くいなふれあい公園」で行う。

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