ワインバー「om(オン)」(名護市宮里、TEL 090-5939-9771)が10月27日、オープンした。
店主は、伊平屋島出身で日本ソムリエ協会(JSA)認定ソムリエの資格を持つ仲川拓摩さん。大学時代にアルバイト先のホテルで出会ったソムリエに影響を受け、ワインの世界に引き込まれたという仲川さんは、その後、ワインショップとワインバーを掛け持ちで働きながら知識と経験を積んだという。「もともとはワインが飲めなかったが、勉強するうちにその奥深さに魅了された。ワインになじみのない人でも、落ち着いた空間でカジュアルに楽しめるバーを作りたかった」と仲川さん。
緑を基調とした店内が特徴の同店。席数は、テーブル席6席、カウンター席6席、立ち飲み席2席。仲川さんは「この建物は元フランス料理店で、妻が客として通っていた場所。建物や空間を妻がとても気に入っていたので出店を決めた。店名は、イタリア語やスペイン語の単語から付けようと思っていたが、ある朝、起きたときにこの響きが浮かんできた」と話す。
白・赤・スパークリングワインなど約70種類の中から、日替わりでグラスワイン8種類を用意。一杯300円から販売する。ボトルワインの注文にも対応する。ビール(600円)、ウイスキー(700円~)、ウーロン茶やアップルジュース(以上500円~)、自家製コーラ(800円)なども用意する。
フードメニューは、豚肉をワインとスパイスで煮込んだフランスの郷土料理「豚のリエット」(700円)、ナッツの上にドライトマトをペーストしたソースをかけ、生ハムと食べる「生ハム、ドライトマト、ナッツ」(700円)など7種類。仲川さん夫妻が、ワインとの相性を考えて考案したという。デザートには「甘酒モカアイス」(600円)を用意する。
仲川さんは「ワインは品種や生産地が同じでも味が違い、時間や温度でも変化する。その面白さを知ると世界が広がる。色んな人にワインの面白さを知ってほしい。普段ワインをあまり飲まない人も気軽に来て楽しんでもらえたら」と話す。
営業時間は19時~24時。日曜定休。