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本部にガレット専門店「バチクワイ」 浦添・ナイジェリア出身夫婦が開業

「食べてハッピー、ラッキーなガレットを提供したい」と諸喜田さん、ラッキーさん夫婦

「食べてハッピー、ラッキーなガレットを提供したい」と諸喜田さん、ラッキーさん夫婦

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 ガレット専門店「Galette&Crepes Bachikwai(バチクワイ)」(本部町山川)が2月14日にオープンした。

「バチクワイ」が提供するガレット

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 4年前に東京から沖縄に帰郷した、浦添市出身の諸喜田聖美さんと夫でナイジェリア出身のイレディア・ラッキーさん夫婦が開いた同店。店名は「ラッキー」「やったー」という意味を持つという沖縄の方言「ばちくわい」から付けた。

 諸喜田さんは、レストランでのサービス経験や長年のホテル勤務の経験から「観光客と地元の人をつなぐ仕事がしたい」と思い、夫婦で飲食店を開くことにしたという。提供するのは、フランスの郷土料理であるガレットとクレープ。ラッキーさんはこれまで約30年間、フランス料理店などでサービスを務めてきた経験から、「なじみがあるフランス料理で、手軽に食べることができて沖縄ではあまりない料理を提供したい」と考えた。

 テイクアウトで営業し、店の前と屋上にはテラス席を設ける。提供するガレットはそば粉と塩、水で作るシンプルな生地が特徴で、沖縄県産の野菜やフルーツを包む。

 メニューは、卵とチーズ、ハムを包む「バチクワイコンプレット」や手作りの煮込みタマネギとソーセージを包む「ソーセージ」(以上800円)、からし菜などの季節の地元産野菜を使った「やんばるベジ」(850円)の3種類。クレープは「クラシックシュガーバター」(650円)や「塩バターキャラメル」(750円)、「ヌテラ(ココアヘーゼルナッツ)」(600円)など5種類で、「塩ちんすこう」「イチゴ」「生クリーム」(以上100円)などのトッピングも用意する。

 調理を担当するラッキーさんは「ガレットはシンプルだからこそ奥深く、作れば作るほど好きになった。夢でもガレットを焼いていたほど。ワインの知識もたくさんあるので、ガレットに合うワインもそろえた。食べてハッピーな一日になってもらえるようなガレットを提供したい」と話す。

 諸喜田さんは「レシピは東京のガレット店の友人に監修してもらい、開店にこぎ着けることができた。飲食店が好きで昔から働いてきたが、飲食店は街の顔。まちづくりの一翼を担う仕事ができると思うとわくわくする。夫と一緒に18年ぶりに沖縄に帰って来られて良かった。夫婦二人三脚で頑張りたい」と意気込む。

 営業時間は、10時30分~14時、15時~20時。火曜定休(水曜は午後のみ営業)。

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