
名護発のクラフトビールブランド「75BEER(ナゴビール)」の新商品のお披露目会が4月11日、名護市営市場(名護市城1)で開かれた。
2018(平成30)年に地元有志とビールメーカー「オリオンビール」(本社=豊見城市)が発足した「75BEERプロジェクト」による同商品。オリオンビール工場が市内東江にあることから始まったもので、お披露目会は新商品が販売されるたびに行われており、今回で16回目となる。
今月8日から発表された2品は「島風ピルスナー」と「島空ホワイトエール」。「島風ピルスナー」は、ホップのおいしさを高めるため原料を見直したことによる爽やかな香りが特徴。「島空ホワイトエール」は、沖縄県産小麦を使い柑橘系の香りとスパイスを感じる味わいが特徴という。
同日は、市民や関係者、観光客など約100人が参加。乾杯に始まり、子どもたちによる空手の演武や、地元アーティストによる音楽披露などが行われ、ぎわいを見せた。
オリオンビール名護工場の儀間敦夫工場長は「名護通り会の皆さんと一緒に進めてきたプロジェクトで、これまでに17種類を開発してきた。2019年からは沖縄県内全域で販売している。今回の2種類も個性が異なる味に仕上がった。気軽に手に取り、ビールを片手にワイワイと楽しめる場に添えてもらえたら」と話す。
「75BEERプロジェクト」メンバーで山城野菜青果店(同)店主の山城孝さんは「オリオンビールさんに助けてもらってここまできた。恩返しの気持ちと、地域の人と人のつながりでできたプロジェクト。儀間さんとは当初から一緒に取り組んでおり、今では人気ビールになったことがうれしい。地元からさらに盛り上げていければ」とも。
県内のスーパーやコンビニエンスストアなどで販売する。