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名護・東江に食堂「甘っったれ」 姉弟で出店「湘南の実家のたれ」を

「湘南食堂 甘っったれ」店主の松本泰平さんと、姉の園子さん

「湘南食堂 甘っったれ」店主の松本泰平さんと、姉の園子さん

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 食堂「湘南食堂 甘(あま)っったれ」(名護市東江、TEL 0980‐43‐1261)がオープンして1カ月がたった。

「湘南食堂 甘っったれ」のランチメニュー

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 「湘南の海の家と屋台」がコンセプトの同店。松本泰平さんと姉の園子さんの2人で営む。2人は神奈川県出身。出店のきっかけについて、泰平さんは「実家が焼き鳥店を経営しており、自分たちもやってみようと姉弟での出店を決めた。好きな沖縄で出店したいと思い、祖父の家があった神奈川・湘南と、高校の修学旅行で訪れた名護・東江の景色が似ていたことを覚えており、この場所にした」と話す。

 店名の「甘っったれ」は、実家の焼き鳥店で使っているオリジナルのたれの名前に由来する。園子さんは「たれを作った祖父はそれを『甘ったれ』と呼んでいたが、発音が『っ』が2つ入っているように聞こえたことをそのまま店名にした」と話す。

 店舗面積は15坪。席数は、テーブル=14席、座敷席=9席。屋台や海の家をイメージした雰囲気にし、赤ちょうちんやうちわ、湘南の風景写真などをディスプレーした。

 昼は、たれとの相性が良く人気を集めている「湘南名物しらす入りかき揚げ」(200円)や関東風のスープで仕上げる「うどん」(300円)、天ぷら(50円~)、骨付きチキン(100円)、白ご飯(200円)などをセルフ形式で提供する。

 夜は、やきそば(400円)、お好み焼き(500円)、じゃがバター(500円)、炭火で焼く「焼き鳥」(170円~)など約25種類を用意。カウンターの鉄板で調理して提供する。ドリンクは、ビール(500円~)、チューハイ(400円~)、泡盛(500円~)のほか、オレンジジュースなどのソフトドリンク(300円)をそろえる。缶ドリンクはクーラーボックスに入れて用意する。

 泰平さんは「3カ月前に引っ越してきて、知り合いもおらず不安だったが、近所の方や中南部からの来店もあり手応えを感じている。天ぷらの持ち帰りも人気で『また来るね』という声も聞く」と話す。

 園子さんは「地域の人が利用しやすい価格とメニューで店づくりをしていきたい。湘南のグルメを知ってもらって、神奈川のこともいろいろとお客さまに紹介できれば。今後は神奈川の地酒を置いたり、メニューも増やしていく予定。夜営業も日数や時間を増やせたら」と話す。

 営業時間は、昼営業=11時~14時、夜営業=16時~20時(月曜・火曜・水曜・木曜は昼営業のみ)。

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