
本部町の軽食店「パーラーせんだん」(本部町山川、TEL 090-3797-2879)が6月29日、オープンから3カ月を迎えた。
カレーライスやサンドイッチを提供する同店。いずれにも「伊江牛」のほか沖縄県産黒毛和牛「本部牛」を使う。店舗前にはひさしを付けた屋外席・10席を備える。店名は敷地内の「センダン」の木にちなんで付けた。
店主は伊江島出身の大城幸盛さん。16歳で日本料理の道に入り、日本と英国・ロンドンでの店舗経営を経て2006(平成18)年に帰国し、2023年までの約17年間は本部町内で沖縄料理店「味処(どころ)せんだん」を営んできた。
出店のきっかけについて「のんびり暮らしたかったが、何かしないといけないと思った。調理しているときが一番落ち着く。この場所の近くからは伊江島も望むことができる」と大城さん。オープンからこれまでの様子については「地元の人が気にかけ手伝ってくれてうれしい。お客さんは1日に10人ほどだが、土曜・日曜を中心に国内外からの観光客の来店もある」と話す。
メニューは、「スパイスカレー」(800円)や「ビーフサンドイッチ」(1,000円)、伊江牛をトッピングした「肉うどん」(600円)、「おかゆ」(500円)。伊江牛は伊江島の同級生から直接仕入れるという。
大城さんは「今月下旬からは、暑いかなとテラス席に屋根を新設した。お客さんとゆんたくしたり、店の前を通る犬や猫と触れ合うのも楽しみの一つ。自分も70歳を過ぎているので、日々平穏に過ごしていきたい」と話す。
営業時間は7時~14時。