
ステーキ店「ステーキハウス88Jr.(ハチハチジュニア)名護店」(名護市宇茂佐の森1、TEL 0980-43-5529)が7月18日、オープンした。運営は「88インターナショナル」(那覇市松尾2)。
同社が那覇市を中心に展開する「ステーキハウス88」グループの「ジュニア」業態13店舗目。同業態は2016(平成28)年から展開。同社の金城康樹社長によると、地元志向の価格帯とメニュー展開が特徴という。本島北部では「ステーキハウス88美ら海店」(本部町)に次ぐグループ2店舗目。名護市内にはグループ初の出店になる。店舗面積は約65坪、席数は77席。地元住民や地元大学生に加え、国内外の観光客など幅広い層の利用を見込む。
金城社長は「名護はこれまでグループとして商圏が空いていた地域。地元からも出店を望む声も多く、昨年秋から具体的に準備を進めてきた」と話す。開業準備中から観光客が訪れる場面もあったといい、「観光客の来店も想定し、初の試みとしてジュニア業態ながらも高価格帯メニューを盛り込んだ」と明かす。
看板メニューは「Jr.ステーキ」(150グラム=1,650円、200グラム=2,035円)。「US産特上リブステーキ」(170グラム=2,420円)や「リブニューヨークステーキ」(230グラム=4,180円)のほか「サガリステーキ」(180グラム=1,782円)や「ビーフハンバーグステーキ」(1,210円)、「ロブスター(半身)&Jr.ステーキ150グラム」(4,741円)などステーキを中心に約40種類をそろえる
「牛汁」「クリームスープ」、ライスはおかわり自由にし、ボリューム感も訴求する。牛汁とクリームスープは同社オリジナルメニュー。客単価は2,000円前後に設定し、家族連れや学生層でも利用しやすくした。金城社長は「業界は円安や価格高騰などで厳しい状況だが、グループ全体で約30店舗を展開する当社では、スケールメリットを生かした牛肉の大量仕入れにより、コストパフォーマンスの良いステーキを提供していく」と話す。
金城社長は「テーマパーク『ジャングリア』の開業による地域への観光客の流入を背景に、来年以降の伸びに期待している。地元雇用も積極的に行い、地域とともに成長していきたい」と話す。
営業時間は11時~22時。