
読谷村在住の紅型(びんがた)作家・新垣優香さんの個展「Over the Rainbow -虹の彼方に-」が7月26日、「ザ・ムーンビーチミュージアムリゾート」(恩納村前兼久)で始まった。
沖縄の伝統的な染色技法「紅型」作品を手がける新垣さんは、那覇市にある首里高校染織デザイン科を卒業後、「玉那覇紅型工房」(那覇市首里)や沖縄県工芸指導所(紅型コース)を経て2009(平成21)年に作家デビュー。現在は、読谷村の工房で作品制作を行い、沖縄県内の「紅型デザインコンテスト」で大賞を受賞するなど活動している。
テーマは「虹」。新垣さんが40歳となる節目にこれまでを振り返り、「いろいろな人たちとの出会いやつながり、縁があるから今がある」との思いから、軌跡を「虹」例えたという。
虹の色合いをあしらった作品を中心に100点以上を展示販売する。作品は、パネル(4万~120万)、マスキングテープ(550円)、クリアファイル(275円)、マグネット(495円)、ランチョンマット(1,500円)、コースター(700円)、ピアス、イヤリング(4400円)、リング(4,180円)、帯留め(4,400円)、ブローチ(3,300円)、箸置き(500円)など。
新垣さんは「私の作家活動のコンセプトは『ニライカナイ』(海の向こうの神の島)。虹を見るとうれしくなる。作品を見てくれた人が笑顔になったり、うれしくなったり、来てよかったという気持ちになってもらえたら」とも。
開催時間は10時~18時。入場無料。10月5日まで。