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名護博物館で企画展「やんばるの沖縄戦」 戦時中の「教育」に着目

当時使われていた帽子なども展示する

当時使われていた帽子なども展示する

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 企画展「名護・やんばるの沖縄戦~年表からみる法と教育の変遷~」が現在、名護博物館(名護市大中4)で開かれている。

名護博物館で展示される「御真影奉安殿」

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 同展は、琉球藩が廃止され沖縄県となった1879年(明治12年)から、沖縄戦が起こる1945年(昭和20年)までの66年間の法律と、名護市をはじめとするやんばる地域の教育に焦点を当てている。

 当時使われていた水筒やヘルメットなど約10点ほか、「教育勅語」の書面や方言を禁じる「標準語励れ行」運動の中で方言を話した生徒へ渡していたという「方言札」、名護市内の学生が動員されたことを伝えるパネルを展示。年表に沿って、憲法や法律が発布されることで変わっていく教育や服装などを知ってもらう。

 同博物館の比嘉貴子さんは「戦争は重いテーマ。展示を準備をしながら改めて勉強した。足が向かない人もいるかもしれないが、当時やんばるで何が起きていたのかを多くの人に知ってもらえれば」と話す。

 開館時間は10時~18時。月曜休館。入場無料。9月20日まで。

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