
居酒屋「鉄皿酒場てっちゃん」(名護市大北、TEL 0980‐43‐9196)が9月8日、オープンした。
場所は居酒屋「雨ニモマケズ」跡。店舗面積は約30坪。席数は、テーブル=54席、カウンター=6席。コンセプトは「沖縄料理を熱々のうちに」。沖縄で「炒め物」を指す「ちゃんぷるー」を、熱した鉄板で提供する。日本酒にも力を入れ、各地から仕入れた銘柄をそろえる。
店主の平野裕二さんは、出店のきっかけについて「知人の料理人から一緒に店をやろうと話を持ちかけられ、前店舗の経営者からも引き継ぎの相談を受け、思い切って出店した」と話す。「ちゃんぷるーは通常皿に盛って提供されるが、早く冷めてしまう。熱々のちゃんぷるーを味わってほしいと思い、鉄板での提供を看板にした」とも。
鉄板メニューは、豚肉を塩漬けにする沖縄料理・スーチカーと野菜を炒める「スーチカちゃんぷる」、「島豆腐ちゃんぷる」「パパイヤちゃんぷる」「豚キムチちゃんぷる」(以上768円~)など。そのほか、「まぐろカツ」(715円)、「鉄板ギョウザ」(548円)、「海老(えび)とアスパラガーリック」(768円)など約50種類。「ラフテーの釜ジューシー」(988円)は、注文が入ってから炊き上げる釜飯スタイルで、炊きたてを提供する。
ドリンクは、ビール(548円~)、ハイボール(432円~)、泡盛、日本酒(以上328円~)、サワー(438円~)など約80種類を用意する。日本酒は季節ごとに入れ替えながら常時約20種類を提供する。
平野さんは「出店を決めてからは県外に日本酒の飲み歩きに行くとともに、鉄板メニューの開発に力を入れて進めてきた。オープン後は地元客を中心に週末は満席が続いている」と話す。今後については「ちゃんぷるーを中心にメニューを増やしたい。県産食材ももっと取り入れて熱々の沖縄料理を楽しんでもらえるようにする」とも。
営業時間は18時~24時。水曜定休。