食べる

名護市大東にわらび餅専門店「喜来もち」 元プロ野球選手の師匠直伝の味

「喜来もち」店舗外観

「喜来もち」店舗外観

  • 0

  •  

 わらび餅専門店「喜来(きく)もち」が名護市大東にオープンして1カ月がたった。

「喜来もち」の店頭に並ぶわらび餅

[広告]

 「わらび餅で喜びが来るように」を経営コンセプトに掲げる同店。わらび餅は弁当店「琉球」店内で手作りし、テイクアウト販売する。名護市出身で店主の屋我勝也さんは、かつて名古屋で野球チームの指導をしていた際、「喜来もち ろまん亭」(名古屋市東)を経営する元プロ野球選手の山田喜久夫さんと出会い、山田さんが作るわらび餅の味と食感に感動し弟子入りしたという。

 屋我さんは「山田さん直伝のわらび餅を沖縄の人にも食べてもらいたい。弟子入りはじめのころは名古屋で仕事をしながら週末に通い、わらび餅作りの修業をしていたが、今年1月に脱サラし、生産だけでなく販売やイベント出店などの経験を本格的に積んだ。5月に沖縄へ戻り、兄が経営する弁当店の店内で販売を始めた」と話す。

 材料は、名古屋から取り寄せたという本わらび粉を使い、仕上げにかけるきな粉は黒きな粉と白きな粉を配合したオリジナルの物を使う。「山田さん直伝の材料とレシピで作っている。ふわふわとろとろの食感が特徴」と屋我さん。

 価格は、4個入り(500円)、6個入り(800円)、8個入り(1,000円)、10個入り(1,300円)。販売は、「喜来もち」のほか、「コスナゴ」(名護市大南)、パン店「オキニ」(名護市辺野古)、道の駅許田(名護市許田)でも行う。

 「地元客を中心にリピーターも増えてきた。『差し入れでもらっておいしかったから買いに来た』という人もいる」と屋我さん。「師匠でもある山田さん直伝のわらび餅を基本に、今後は沖縄の食材を使ったフレーバーを増やし、名護の名物にしていきたい。販路を広げて多くの人にわらび餅を届けたい」と意欲を見せる。

 営業時間は、月曜~金曜=10時~13時、16時~19時、土曜・日曜・祝日=10時~19時。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース