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本部・瀬底島に「紅型工房べにきち」 紅型作家、週一営業

紅型作家・吉田誠子さん

紅型作家・吉田誠子さん

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 染め物店「紅型工房べにきち」が本部町瀬底にオープンして半年がたった。

「べにきち」の看板商品「琉球の魚」ポスター

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 兵庫県出身の紅型作家・吉田誠子(のぶこ)さんが、週に一度営業する同店。これまで委託を中心に販売してきたが、利用客の反応を直接知りたいという思いと、手染め以外の商品開発が進んだことで時間の余裕が生まれたことから実店舗を開いた。吉田さん「以前、実店舗を開いたことがあったが、最近では手染めの作品以外の商品も増えてきた。無理なく活動できるようになったタイミングで、今回店を構えた」と話す。

 店内には、生き物をモチーフにした色鮮やかなデザインの作品が並ぶ。「生き物のデザインがコンセプト。色鮮やかな生き物に囲まれる空間を楽しんでもらいたい」と吉田さん。ポストカード(220円)やポスター(1,650円)、トートバッグ(22,000円)などのほか、タペストリー(44,000円~)や着物帯(250,000円~)など幅広く取りそろえる。

 中でも、構想から3年をかけて完成させた看板商品「琉球の魚」シリーズのポスターは、吉田さんの代表作品。紅型の伝統技法に現代的な感性を融合させたという。

 吉田さんは「30年近く沖縄から出ずに制作をしてきた。沖縄という環境は大切な制作の源。制作を第一にしながらも、お客さまの声に直接応えられる場所にしていきたい。制作に良い刺激を与えてくれる店にしていきたい」と話す。今後は「展示会への出品も行いながら、沖縄県外にも新たなアトリエを構え、沖縄と往来しながら制作を続けていきたい」とも。

 営業時間は金曜11時~17時。

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