
焼き肉店「成翠園 名護店」(名護市我部祖河、TEL0980‐43‐8509)が10月1日、オープンした。
運営は、静岡県と大阪府で宿泊業や飲食業を展開する「L.I.A」(静岡県伊東市)。国内4店目、沖縄では初出店となる。社長の外岡雄樹さんは「沖縄県北部は伊豆半島と雰囲気が似ていてお気に入りの場所。沖縄に出店しようと1年前から思い始め、静岡から何度も通って物件を探した」と振り返る。
「琉球古民家で食べる焼き肉」をテーマに、店内は、ガラス戸や床の間、沖縄特有の仏壇など沖縄古民家の趣を残す。店舗面積は約36坪。席数は、テーブル=13席、座敷=12席、カウンター=3席。
提供するのは雌の黒毛和牛や沖縄産「あぐー豚」を中心とした焼き肉で、外岡さんは「冷凍物を使わないのがこだわり」と話す。メニューは、「シマチョウ」(1,000円)、「ロース(赤身)」(1,600円)、「厚切り上タン」(1,300円)、「あぐーソーセージ」(900円)のほか、名護店限定メニュー「あぐー豚のサムギョプサル」(1,600円)、焼き肉に野菜、ライス、キムチなどが付く「和牛とあぐー豚の盛り合わせセット」(6,500円)など約50種類。サイドメニューは、キムチ(700円)、カルビスープ(1,000円)、クッパ、「焼肉屋の牛煮込み」(以上800円)などをそろえる。
ドリンクメニューは、オリオンビール(800円)、泡盛、酎ハイ(以上600円)、ホッピーセット(700円)など約45種類。客単価は6,000円~8,000円を想定する。
外岡さんは「オープンしてからは、県内に住む人でも、店内の装飾や作りを見て『おばぁの家に来たみたい』と喜んでもらえた」と話す。「今後はウッドデッキを作って店外でも食事を楽しめるようにしたい。名護店は観光客をターゲットにしているので、地元の人向けの焼き肉店も北部に出店したい」とも。
営業時間は17時~22時。