グルメイベント「the 4 th SPICE CIRCUS(スパイスサーカス)」が11月30日、なごアグリパーク(名護市名護)で開催される。
主催は、「やんばるは美味(おい)しい」をコンセプトに掲げ、やんばる地域の食文化を盛り上げる活動を行う「やんばる畑人(はるさー)プロジェクト」。毎年11月に開いている同イベントは今年で4回目。やんばるで盛んな畜産・水産・農産物に「スパイス」を掛け合わせることで、地域の食の魅力をさらに広げ、地産地消の意識を高めることを目的に企画した。
同プロジェクト代表で「seasidecafeBULETRIP(シーサイドカフェ ブルートリップ)」店主の大石啓士さんは「人気飲食店のメニューや、沖縄県産のスパイスを使った、この日だけの限定メニューを用意する」と話す。
当日は、市内外からカレー専門店やカフェなど18店が出店し、スパイスを使ったメニューを用意。出店は、名護市の「ナカラマサラ」(大南)、「Cookhal(クックハル)」(名護)、「金川製茶」(伊差川)、「オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパ」(喜瀬)、那覇市の「CONTE」、「金月そば」(読谷村)、「宗像堂」(宜野湾)など。会場では、地元農家による野菜マルシェコーナーも設ける。
ワークショップ(事前予約制)では、スパイス農家の芳野幸雄さんと一緒に、コショウの圃場を見学しながらコショウ栽培のコツを学ぶ「やんばるでコショウ栽培に挑戦!(コショウの苗木付き)」や、「ハウスギャバン」の協力で、スターアニス、ピンクペッパー、シナモンスティックなどを使った「スパイスリース作り」を開く。
大石さんは「日本では、家庭料理で使われる多くの香辛料が海外産の物となっている。希少な国産スパイスを楽しんでもらう機会になれば」と話す。
開催時間は11時~16時。入場無料。