動植物園「ネオパークオキナワ」(名護市名護、TEL 0980-52-6348)で現在、開園33周年記念イベント「サンクスアニバーサリー」が行われている。
世界各地の熱帯環境を再現し、動植物と人との「共存」を体感できる動植物公園として、1992(平成4)年12月1日にオープンした同園。スタッフの比嘉翔さんは「これまで周年イベントを行っていなかったが、日ごろ関わっている人たちや来園者に感謝の気持ちを伝えたい気持ちがずっとあった。3カ月前から各部門で話し合いを重ね実現した」と話す。
園内を周遊する機関車「沖縄軽便鉄道」では、「クリスマストレイン」として車体にトナカイや電飾などの装飾を施した。ソリに見立てた機関車をサンタクロースの姿をした操縦スタッフが運行する。比嘉さんによると、駅舎内のクリスマス装飾は毎年行っていたが、車体にトナカイを付けるのは初めての試みという。今月25日まで。
レッサーパンダカフェ「しましましっぽ」では「しましましっぽアニバーサリー大抽選会」を行う。カフェとショップの会計2,500円以上の客を対象にスクラッチくじを進呈する。景品は、同園オリジナルグッズをはじめ、地元企業14社が協賛した、コーヒー、地酒、日用品などの地元特産品を用意する。同イベントオリジナルメニュー「ネオオハシトロピカルパンケーキ」(1,800円)は1月12日まで販売する。
今月27日からは、毎年恒例となっている年末年始イベント「オウム腕のせ体験」、インコが参加者の手元までおみくじを運ぶ「鳥みくじ」を行う。1月4日まで。
比嘉さんはこれまでを「私が入社したのは2012(平成24)年。印象に残っているのは2021年(令和3)年に、レッサーパンダとスナネコの展示が始まったこと。これまで展示している動物は鳥とサルが中心だったので、事前にスタッフみんなで県外に研修に行き出迎える準備をしたことや、展示が始まってから、園内の雰囲気が変わったことが印象に残っている」と振り返る。「たくさんの人の協力があり、ここまで続けてこられた。動物の種類も増えて、施設も改善されてきている。40周年に向けてこれからもバージョンアップしていきたい」と意欲を見せる。
開園時間は9時30分~17時。