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【名護市内小学校×FMやんばる企画】屋部小中山分校の児童が沖縄料理店「大家」で体験学習 区の歴史・文化・自然を学ぶ

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 名護市立屋部小学校中山分校(名護市中山)の児童が11月18日、沖縄料理店「百年古屋 大家(うふやー)」で地域文化や仕事をテーマにした校外総合学習を行った。

 地元企業らと連携し子どもたちに学びの場を提供する活動を行う市民団体「COuSA(コウサ)」と中山区が連携し、名護市教育委員会が推進するコミュニティースクールの一環として実施。児童数減少が課題となっている同校の児童にむけて、自分の地域で育つことの価値や、歴史・文化の学びを深めることを目的に行われた。

 同店は、築100年以上の琉球古民家を移築・改装した建物で沖縄料理店やカフェ、スイーツ工房の運営をするほか、敷地内に散策できる庭園やフォトスポットなどを設けており地域の観光名所のひとつになっている。

 当日は全校児童9人が、草木が植樹される琉球庭園や遊歩道、建物を見学し、同店の松本龍也支配人から、同店の歴史や区との関わり、文化や自然を守りながら事業を続けることの意義などについて話を聞き、学びを深めた。そのほか、児童が来店・退店客に「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」とあいさつし、接客を体験した。

 中山区の川野圭輔区長は「普段近くにあることを知っていながら、なかなか訪れる機会の多くない施設だと思うので、みんな入り口から大興奮だった。松本支配人の話を聞いて、子どもたちも普段知っている地域の話と違った視点で、歴史や文化などを一生懸命学んでいる様子だった」と話す。

 「子どもたちには『地域事業を知ろう』をテーマに、このような授業を通して、地域と人のつながりなどを深く知ってほしい。区の歴史や、昔から受け継がれている文化などを学んで、自分たちが暮らしている地域に誇りをもって成長してもらえたら」とも。

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