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【名護市内小学校×FMやんばる企画】瀬喜田小児童が名桜大留学生と国際交流会

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 名護市立瀬喜田小学校(名護市幸喜)の児童と名桜大学の留学生が7月1日、国際交流会を行った。

 同取り組みは、異文化理解と語学への興味を育むことを目的に行うもので、名桜大学の交換留学生で中国やタイ、フィリピン、ブラジル、ペルーなど出身の留学生8人が同校を訪れ、3年生から6年生の児童約30人と交流した

 午前は6年生と、午後は5年生と3・4年生とのプログラムを実施。児童と留学生が母国語や好きなことについて紹介し合い、グループに分かれて対話するなど、英語や日本語を交えて活動を行った。留学生による出身国の文化紹介もあり、子どもたちは言葉の壁を超えたコミュニケーションを体験したほか、給食を一緒に食べるなどして親睦を深めた。

 名桜大学地域連携担当の大城彩子さんは「これまで地域在住の外国人との交流は行ってきたが、名桜大学の留学生と瀬喜田小が連携するのは今回が初。座学ではなく実体験を通じた国際理解が重要」と話す。

 参加したフィリピン出身のデッサ・メイ・アグパロさんは、「子どもたちは英語に苦戦していたが、美ら海水族館の話をしてくれて、ぜひ行ってみたいと思った」と笑顔を見せた。ペルー出身のセバスチャン・デルガド・アレバロさんは、「子どもたちはとてもフレンドリーだった。言った言葉をすぐに文字にしていて、とてもスマートな印象。自分の子ども時代を思い出し、貴重な体験になった」と話した。

 参加した6年生の安里笑奈さんは「たくさんの海外の方と話せて楽しかった。中国には花のお菓子があることも初めて知った」と話し、比嘉恭吾さんは「出身地や好きなことを話し合えてうれしかった。日本語で自己紹介をしてくれる方もいて、日本に興味を持ってもらえていると感じた」と話した。

 瀬喜田小学校の比嘉豊校長は「学んできた英語が実際に使えることを体感し、伝え合う楽しさを知ってほしい。伝わらない悔しさもあると思うが、それも学びにつながる。異なる文化にふれることで、子どもたちには自分の地域や文化を再認識する機会にしてもらいたい。これからも、海外の方との交流に力を入れていきたい」と話した。

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