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名護高ラグビー部3年・宮里快一さん、ラグビー高校日本代表候補選手に選出

「しっかりと積極的にプレーして代表選手に選ばれるように頑張りたい」と宮里さん

「しっかりと積極的にプレーして代表選手に選ばれるように頑張りたい」と宮里さん

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 名護高校(名護市大西5)ラグビー部3年生の宮里快一(かいいち)さんが5月17日、「高校日本代表」の候補選手に選出された。

名護高ラグビー部のメンバー

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 日本ラグビーフットボール協会(東京都港区)が、来年3月に編成予定の「2023年度高校日本代表」の選考対象の選手として選出。「第1次メンバー」には、全国から103人の高校生が選ばれた。

 選出を受けて「素直にうれしかった」と笑顔を見せる宮里さん。「左足のキッカーでスピード感とロングキックという持ち味を見てもらえたと思う」と話す。宮里さんの兄は現役プロ選手で、父親もラグビー強豪選手だったというラグビー一家に生まれ、小学1年生の頃からラグビーを始め、2022年にはU17の日本代表候補選手にも選出されている。

 チームでは、司令塔ポジションのスタンドオフを務めてきた。「ランをしてトライを取ったときが一番楽しい。高校1年のときから体重を20キロ増やし、最近は試合でフィジカルが強くなったと実感している」と話す。

 同部の田仲祐矢監督は「日々の練習では基礎基本に重きを置き、思いやりの精神や想像力をもって取り組むことの大切さも伝えている。華麗なプレーなどではないが、ボールを持ったら一歩でも前に出ようという闘争心を持つように指導している」と話す。同部は昨年度、「令和4年度沖縄県高校新人ラグビーフットボール大会」で優勝したほか、昨年末には「第102回全国高等学校ラグビーフットボール大会」に出場するなど、実績を重ねてきた。

 宮里さんについては、「体が強くてスピード感があるプレーが彼の特長」とし、「上に行けるように頑張ってほしい。合宿に参加して学んだことをチームに還元してもらい、チームのさらなる力にしてもらえれば。宮里くんは磨きどころが満載の原石。みんなで応援したい」と話す。

 宮里さんは「将来的にはラグビー日本代表選手になることが夢。夢への第一歩として、まずは選考で1次を突破したい。高校代表選手に選ばれるように積極的にプレーをして頑張りたい」と意気込む。今後は、和歌山県で行われる合宿に参加を予定する。

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