「第45回名護市長杯争奪 全島ハーリー大会」が8月6日、名護漁港で開催される。
2019(平成31)年以来、4年ぶりに行われる同大会。主催は名護市観光協会や地元企業、漁業関係者らでつくる同実行委員会。「ハーリー」は、航海の安全や豊漁などの祈願として行われる競漕大会で、伝統漁船の「サバニ」でタイムを競う。
同大会は、沖縄県内各地で行われるハーリー大会の中でも最大規模という180チームで行う。レースは男子の部と女子の部に分けて行い、1チームの人数は10人のこぎ手とかじ取り、鐘打ちの12人。漁港内に設けたスタートから160メートル先を折り返す全長300メートルのコースで、チームワークの良さが求められる。
出場チームの募集は、6月1日8時30分から開始。名護市観光協会の仲村和樹さんは「本大会は県内で行われるハーリーの中でも『ハーリー甲子園』とも呼ばれ、名護の夏の風物詩。例年、募集開始初日に100チームの申し込みがあり、1週間ほどで定員に達するほど注目度が高い。市内からの参加が多いが、県内外からの参加もある」と話す。
「決勝では、チームの団結力に加えて操船技術も問われるので、見応えがある。4年のブランクがあるが、多くのチームに参加してもらい、職場や仲間内などがコミュニケーションを取る機会として楽しんでもらえたら。会場には、飲食ブースや子ども向けのゲームブースの展開も予定しているので、観光客や出場しない人も観戦して楽しんでほしい」と呼びかける。