イベント「第1回なきじん夜市」が6月23日、今帰仁村中央公民館(今帰仁村仲宗根232)で開催される。
今帰仁村の活性化を目的に行う同イベント。6月23日の「慰霊の日」に合わせ、「平和への祈りを灯す」をテーマに初開催する。主催は、地元有志でつくる「ウェルビーイングなきじん夜市実行委員会」。
当日は、地元在住の戦争体験者や「沖縄ウクライナ難民救済協会アワーズ」によるトークステージ、2100人以上の今帰仁村戦没者の名前読み上げを行い、今帰仁村での戦争について考え、平和に思いをはせる。
会場ではこのほか、今帰仁小学校児童によるエイサーや「いまじん太鼓」披露、地元バンド「パパラギバンド」によるステージライブも行う。「cafe 味熟者」「chura 天てん」、パーラー「E-DUME」「海たこ今帰仁」など地元飲食店10店が出店するほか、シーサーやアクセサリー販売など5店が出店する物販ブースも展開する。
実行委員長の石川清和さんは「2月に0回目として行ったイベントでは、予想を大幅に超える1000人以上の来場があった。1回目の開催のタイミングに悩んだが、慰霊の日は周辺でもイベントが少ないことから、平和を伝えるものとして行うことにした」と話す。
「78年前には沖縄全土が戦争に巻き込まれたが、それを経て今の自分や沖縄が成り立っている。次世代を担う子どもたちのためにも、地域から平和のメッセージを発信していかないといけない。どうしたら平和を守れるのかを考えるきっかけになれば」と話す。
開催時間は16時~21時30分。