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名護にクラフトビール「ドルフィンビアー」 老舗酒店が自社製造ブランド立ち上げ

「名護の新名物にしていきたい」と真栄田社長

「名護の新名物にしていきたい」と真栄田社長

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 名護・東江の酒販店「真栄田(まえだ)商店」(名護市東江5、TEL 0980-52-2157)がクラフトビール「DOLPHIN BEER(ドルフィン・ビアー)」の提供を始めて4カ月がたった。

自社醸造するクラフトビール「イルカエール」

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 オリジナルクラフトビールを製造し、8月1日から販売している同社。きっかけについて、3代目の真栄田義通社長は「卸酒屋として長年営んできたが、時代の変化に合わせて変わっていかなければいけないと思っていた。クラフトビール業界には可能性があると感じ、参入を決めた」と話す。構想期間は3年に及んだという。

 これまで食料品などを販売していた社内の売店スペースを醸造所に改装し、500リットルの貯蔵タンク3本や製造機器を設置。カウンター4席と、Tシャツやトートバッグなどのグッズ販売コーナーを設けた。屋上のガーデンも開放し、夕日を眺めながら飲むこともできるようにする。

 製造販売するビールは、口当たりの良いペールエール「イルカのエール」と6種類のホップを使った「山原系(やんばらー)IPA」、黒ビールをすっきりと飲みやすくして黒糖を入れた「夜猫(ユルマヤー)」の3種類。価格は、Mサイズ=500円、Lサイズ=700円、ペットボトル=800円、飲み比べセット=1,000円。

 これまで、海外観光客や各地でクラフトビール巡りをしている人などの来店もあるという。「まずは地元の人に受け入れてもらえるか不安だったが、マイボトルで買いに来てくれる人もおりうれしい」と笑顔を見せる。

 今後については、「現在はカップ販売のみだが、1月中にはボトル販売をスタートして道の駅などで販売したい。来夏までには、予定しているもう3種類の醸造を行い、6種類に増やして販売していければ。屋上を活用してビアガーデンも行いたい」と話す。

 「沖縄北部で個人店が手がけるクラフトビールは初。東江の沿岸には店舗も連なっているので、地域の盛り上げにも力を入れていきたい。名護へ来る目的の一つにしてもらえるようになれば」とも。

 営業時間は15時~。

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