名護市在住の新川良子さん(79)が11月2日、歌手としてメジャーデビューした。
「うたごえ喫茶カラオケRYOUKO(りょうこ)」(名護市大南1、TEL 0980-52-1397)を営む新川さん。きっかけは、音楽プロデューサーでレコード会社「Earth Record Japan」(東江4)のジョナさとし社長が偶然店を訪れたことだったという。
「店で歌っていたところ、與那さんに『79歳でこれだけ元気に歌える人がいるのか』と、一目ぼれしていただいたようだ。いつも元気でいることがポリシーで、何かに挑戦することに年齢は関係ないと思っているが、周りの人の活躍を見届けることには慣れているものの、まさか自分がデビューするとは思わなかった。周りに背中を押してもらい、感謝の思い」と笑顔を見せる。
デビュー曲は「琉球・北山の桜」。新川さんが好きだという名護の自然の美しさや、日本で最初に桜が咲く場所の情景を歌ったという。同時収録する「命の絆~救急ヘリ・メッシュ沖縄~」は、ドクターヘリで医療支援活動に取り組むNPO法人「メッシュ・サポート」への応援歌となっている。
11月6日に伊佐川公民館で行われたお披露目イベントには、新川さんの友人や関係者など150人以上集まり、新たなスタートを祝った。今月中にはカラオケサービス「DAM」でも配信される。
「社会に出てから仕事を休んだことはなく、私の店も『第二の家』のような雰囲気で切り盛りしている。井戸端会議の場やイベントの打ち上げ場、そしてカラオケの練習場所としても、これからもご縁を大切にし続けたい」とほほ笑む。
CDは新川さんの店やオンラインストアで扱う。問い合わせは「Earth Record Japan」(TEL 0980-43-8383)まで。