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名護で現代アート展「ファウン展」 琉大卒業生2人組ユニットが初個展

「公園に何気なくあるアートのように鑑賞してもらえれば」と長谷川さん

「公園に何気なくあるアートのように鑑賞してもらえれば」と長谷川さん

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 琉球大学卒業生による現代アートユニット「uki(ウキ)」の個展「ファウン展」が現在、名護のコミュニティーパーク「coconova(ココノバ)」(名護市宮里)で開かれている。

やんばるを撮影した作品「Yambaru Surfing」

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 同展は、千葉県流山市在住で広告制作を手がけながら写真家として活動する大久保卯月さんと、愛知県岡崎市在住で建築事務所に勤務する長谷川清人さんによるもので、今回が初の個展となる。

 同級生だった2人は2019年にユニットを組んでアート活動を開始。同年に渋谷ヒカリエ(東京都渋谷区)で行われた展覧会「MONSTER EXHIBITION」で作品を初披露し、今年1月にも同所で行われた企画展「DELIRIUM Vol.4」に出展した。

 今回展示するのは、2人がやんばるエリアでそれぞれ撮影した約90枚の写真を重ね合わせ、A3サイズ30枚で構成した作品「Yambaru Surfing(やんばるサーフィン)」と、大久保さんが撮影した千葉・九十九里浜の海の写真をつなぎ合わせて27メートルの帯にし、らせん状に展示した「fountain(ファウンテン)」。「公園にあるアート」をコンセプトにした。

 長谷川さんは「沖縄の土地ややんばるが好きなので、沖縄で展示ができることがとてもうれしい。『Yambaru Surfing』ではやんばるの自然と人工物の対比も意識した」と話す。

 大久保さんは「自分が慣れ親しんだ2つの場所を撮影した作品。沖縄を離れて数年たつが、やんばるでの思い出でもあり沖縄は今も惹かれる場所」と話す。「公園に何気なく展示してあるアート作品のように見てもらいたい」とも。

 8月20日まで。営業時間は10時~20時。

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