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名護で琉球舞踊公演 舞踊家・金城伊都子さん、「八重都仁の会」発足で

公演「しほらし舞心 肝に込めて」の一幕

公演「しほらし舞心 肝に込めて」の一幕

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 琉球舞踊公演「しほらし舞心 肝に込めて」が10月8日、名護市民会館(名護市港2)で行われた。

琉球舞踊公演「しほらし舞心 肝に込めて」出演者

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 今帰仁村出身で「金城伊都子琉舞研究所」を主宰する琉球舞踊家の金城伊都子さんが、「親泊流 八重の会」家元の平八重子さんから任命を受けて会主となり、昨年12月1日に「親泊流 八重都仁(ふみ)の会」を発足したことによる記念公演。

 金城さんは琉球舞踊歴約50年。小学2年生で琉球舞踊を始め、3年後の1973(昭和48)年から平八重子さんの下で琉球舞踊を学び、2010(平成22)年には師範を取得。2012(平成24)年に今帰仁村に「金城伊都子琉舞研究所」を開設し、琉球舞踊の伝統継承の活動を行ってきた。

 当日は市民ら約700人が来場した。公演では、3題の創作舞踊を披露。「六段菅撹」「首里の城」のほか、同会の発足を記念して作詞作曲されたという「都仁の栄」を初披露し、会場からは大きな拍手が送られた。

 公演を終え、金城さんは「皆さんに披露目ができたことがうれしい。出演した全員が、それぞれの役割を果たすことができてほっとしている。数年ぶりや初めて琉球舞踊を見たという人も多く、『感動した』と言葉をもらい感謝の思い」と話す。

 出演した、高校3年の岸本望乃叶さんは「無事に終わり、ずっと練習を重ねてきたので寂しさもある。伊都子先生の下で学びながら、英語や中国語も勉強しているので、これからも新しい演目を覚えて琉球舞踊を世界に発信したい」と話す。

 今後について「名護市や今帰仁村の文化協会とも連携した公演を予定している。これからも若い世代の育成にも力を入れながら、琉球舞踊や文化を伝えて行きたい」と笑顔を見せる。

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