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名護のコーヒー店「ドナベコーヒー」が10周年 自家栽培のコーヒー提供も

「お客さまの日常をやや面白くできれば」と船田さん夫婦

「お客さまの日常をやや面白くできれば」と船田さん夫婦

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 コーヒー店「DONABE COFFEE(ドナベコーヒー)」(名護市城1、TEL 0980-52-5003)が10月13日、10周年を迎えた。

「ドナベコーヒー」外観

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 東京都出身の船田弘さんが、妻・まきさんの地元にUターンしたことをきっかけに、2013(平成25)年に開いた同店。「普通の生活をやや面白く」をコンセプトに、土鍋を使って自家焙煎(ばいせん)するコーヒーやコーヒー豆を提供する。

 元社会福祉士の船田さんは、焙煎具合によって変化する味わいに興味を持ったことからコーヒーを好きになったという。「コーヒーを提供するなら栽培からやりたい」と、2012(平成24)年には今帰仁村に約430坪の自家農園を整備し、「コーヒーの木オーナー制度」も行う。

 提供するのは、「本日のアイスコーヒー」「ホットコーヒー」(以上350円)、「黒蜜カフェオレ」(400円)、「コーヒーフロート」(450円)などのほか、まきさんが手作りする焼き菓子「ハブサブレー」(150円)も用意する。利用客は6割が女性で、テイクアウトの需要もあるという。

 店舗運営のほか、シンガー・ソングライターや地元FM局でのパーソナリティー、占い師としても活動する船田さん。これまでを振り返り「10年たっても日々大変なことに変わりないが、周りの人に支えてもらっているとひしひしと感じている」と話す。まきさんは「まさか商売をすることになるとは思わなかったが、面白いお客さまが多く、私たちの方が笑わせてもらったり励ましてもらったりしている。店があることで居場所があり、街にもなじめてきたと感じている」と笑顔を見せる。

 船田さんは「名護の大学の卒業生や毎年立ち寄ってくれる夫婦の来店などもあり、当店が思い出の場所になっていてうれしい。コーヒーは日常の傍らにあるもの。11月から3月ごろまでは自家農園で取れた豆でコーヒーを提供していく予定。これからも、お客さまの日常をやや面白くし続けていければ」とも。

 営業時間は11時~18時30分、20時~。日曜・祝日定休。

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