うどん・そばをメインに提供する居酒屋「大麦の番人」(名護市大南2、TEL 0980-43-8222)が1月15日、オープンした。
那覇市で約25年間飲食店経営をしてきた奥村護さんと、「道の駅許田」内の「やんばる物産センター 天ぷら店」に8年間勤務してきた大城博克さんが、共同で出店した同店。市内大北出身の2人は幼なじみで、昨春、奥村さんがUターンして出店を決めてから約9カ月かけて出店にこぎ着けた。奥村さんは「那覇では最大8店舗を運営してきたが、コロナ禍で事業譲渡するなど変化があったこともきっかけに、25年ぶりに地元に帰る決意をした。地元の仲間にも応援してもらえ、帰ってきて良かった」と話す。
うどんと日本そばをメインに提供する居酒屋として営業する。席数は、カウンター=14席、テーブル=24席、半個室=6席。店内には55型のテレビモニターを2台設置する。
メニューは、「大麦の肉うどん」「野菜のかき揚げうどん」「鶏ねぎそば」「えび天ざるそば」(以上700円)、「鴨ねぎそば」(800円)のほか、「ざるうどん」(500円)など約40種類のうどんとそばを用意。うどんは香川県から取り寄せ、だしはカツオとイワシと昆布で取り、京都風の味付けにしたという。
居酒屋メニューは約50種類を用意。天ぷらを串で提供する「串天」が中心で、「鶏天」「豚天」「イカ天」「魚天」など10種類をそろえる。価格は、1本=180円、6本盛り合わせ=880円、10本盛り合わせ=1,380円。「白身魚のウニソース焼き」「チキンボーンスパイス」(以上620円)、「イカとキュウリの酢いそあえ」(450円)、「飲めるトマトサラダ」(530円)などもそろえる。
「うどんとそばを提供する店を以前から出店したいと思っていたので、京都に半年間住み込んでうどんとそばの修業もしてきた」と振り返る奥村さん。「市役所にも近いので、昼はビジネスマン層の来店に期待している。夜は締めに使ってもらいたい」と話す。
大城さんは「名護市内には沖縄そば店はたくさんあるが、うどんや日本そばを提供する店は数えるほどしかない。うどんや日本そばのおいしさを発信していければ。店舗展開も視野に幼なじみと一緒に頑張りたい」と話す。
営業時間は、11時30分~15時、17時30分~23時。