J1に昇格したFC町田ゼルビアのキャンプが1月19日、名護市で始まった。
昨シーズンJ2で優勝し、クラブ史上初となるJ1昇格を決めたFC町田ゼルビア。今月24日までの6日間、選手ら75人が参加し、21世紀の森公園サッカー・ラグビー場(名護市宮里2)で実施する。
同サッカー・ラグビー場は約3年間かけて整備を進め、昨年11月に全面共有を開始した新グラウンド。名護市観光課の井ノ口彰良さんによると、全国のチームに名護市でのキャンプを打診する中で、将来的なビジョンがマッチングしたことから同クラブのキャンプが決まったという。同市としてJ1クラブのキャンプの受け入れは初となる。
同日は歓迎セレモニーが行われ、選手や黒田剛監督、渡具知武豊名護市長らが参加。花束のほか差し入れ品として地元産のあぐー豚や旬を迎えているタンカンを進呈した。
同クラブのJ1昇格や「全国高校サッカー選手権大会」に初出場した名護高校サッカー部の話題に触れながら、渡具知市長は「市内でサッカーへの関心が高まっていることろへ皆さんを迎えることができ、非常に感激している。新しいグラウンドで見るプレーは市民の大きな刺激になる。一丸となって応援したい」とあいさつした。
黒田剛監督は「名護市のJ1チームの受け入れが初めてなら、当クラブのJ1チャレンジも初めて。互いに良い歩みの中で温かいものを積み上げていきたい。2月25日の対ガンバ大阪との開幕戦に向け鍛錬したい」と意気込む。
同21日には、地元の子どもたちを対象にしたサッカークリニックを開くほか、名護市では今後、同クラブを通してホームタウンの東京都町田市との地域間交流も進めていくという。