アメリカバク「リン」の公開が2月22日、動植物園「ネオパークオキナワ」(名護市名護、TEL 0980-52-6348)で始まった。
沖縄県内で初展示となるというアメリカバクは、絶滅危惧2類に指定されており、南米アマゾン川周辺の湿地や森林などの水辺に生息して草木果実を食べるのが特徴。雌で2歳の「リン」は体重160キロ、身長170センチで、神戸どうぶつ王国から来園した。同園の「ジャングルゾーン」で公開展示する。同園では展示動物を増やしており、「来園客にわくわくを届けたい」と展示場を新設した。
当日は披露目式が行われ、同園支配人兼動物管理部長の土井晃さんや渡具知武豊名護市長らが出席した。「新たにリンちゃんがネオパークに仲間入りすることをうれしく思う。長い鼻を上下に揺さぶりながら餌を食べる姿がとても愛くるしい」と渡具知市長。「既に同園で人気者のレッサーパンダやスナネコなどの動物と共に名護市の観光産業発展に寄与してくれると期待している」と話した。
同園飼育担当者の山中隼輝さんは「リンの性格は比較的温厚で、とてもかわいらしい姿を見せてくれる。食べ物の好き嫌いはなく1日約20キロの量を食べ、日差しに弱いので日陰を多く作ってやったり、水場を作ってやったりしている。これからたくさんの人に見てもらいたい」と来園を呼びかける。
公開時間は9時~17時30分。