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名護「劇団ビーチロック」が10周年記念公演「鮫と狼」

(右から)「10周年の感謝を伝えたい」と話す、片山英紀さん、仲泊伽帆さん、ジョーイ大鵞さん

(右から)「10周年の感謝を伝えたい」と話す、片山英紀さん、仲泊伽帆さん、ジョーイ大鵞さん

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 「劇団ビーチロック10周年記念公演 『鮫と狼』」が3月30日・31日、宜野座村文化センターがらまんホール(宜野座村宜野座)で行われる。

名護を拠点に活動する「劇団ビーチロック」のメンバー

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 名護を拠点に活動する同劇団はこれまで、短編作品やラジオドラマなど計100作品以上の演劇作品を手がけている。「熱量が高く、人間味あふれる舞台」をコンセプトに、現在は約10人の俳優が在籍する。

 オリジナル脚本・演出で行う今回の公演は22作品目。あらすじは「上京して活動を続けてきた中年の売れないお笑いコンビが、地方にお試し移住することになり、地域のあれこれに巻き込まれながら生き方を模索していく」物語。脚本と演出は、劇団主宰の新井章仁さん。ミュージシャンの浜田ケンジさんによる生演奏に合わせて場面が展開する。

 出演者の片山英紀さんは「今作もメッセージ性が強く表現がストレートで、そのぶつかり合いが見どころ。細やかな舞台セットにも注目してもらいたい。10年間支えて応援していただいた人たちに感謝の気持ちを伝えたい」と話す。ジョーイ大鵞さんは「10年前に寄せ集めのメンバーで立ち上げた劇団だったが、今では演劇が僕の生きる糧になっている。役者それぞれの表現を見てもらえたら」と意気込む。

 主宰者の新井さんは10年間を振り返り、「物語を届けたいとの思いで、夢中になって公演を続けてきた濃い10年間だった。私自身が大阪から移住して沖縄で感じた『生きるたくましさ』と『許す強さと優しさ』をコンセプトに制作してきた」と振り返る。「演劇や沖縄の地域から学べることはまだまだあるので、私たちもまだまだこれから。やんばるを拠点にしている劇団は少ないので、身近なことを知ってもらいたい」と話す。

 上演時間は、30日=18時~、31日=13時。チケット料金は、一般=3,000円、22歳以下=2,000円、未就学児無料。

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