球王国時代の伝統衣装で正装として着用されていた「琉装」を体験できる衣装レンタルサービスが4月1日、道の駅許田(名護市許田)で始まった。
市内でバー「REVEST(リーベスト)」(名護市城1)を営む、地元出身の比嘉毅さんが新規事業として始めた。比嘉さんは「名護市内に琉装体験を提供している店舗や施設が意外にないことに気付き、観光客が多い道の駅許田で、多くの人に沖縄の文化に触れてほしいと思った」と話す。
衣装は服の上から着用することができる簡易型で、沖縄県内の専門店から取り寄せた。男女用2パターンと子ども用、幼児用を用意する。女性の琉装は鮮やかな色使いが特徴の「紅型(びんがた)」染めが特徴。
「これまでに『リーベスト』に来店する観光客から琉装を体験してみたいという声もあった。道の駅許田の道向かいでは、日頃から海を背景に多くの観光客が写真を撮影している様子も見受けられる。琉装でも自由に記念撮影をしてもらい、名護の海と合わせて沖縄の文化にも気軽に触れてもらえれば」と比嘉さん。「道の駅の活性化の一助にも、沖縄旅行の思い出づくりのお手伝いにもなれば」とも。
営業時間は10時~17時。料金は大人=1,500円、子ども=1,000円。レンタル時間は20分程度。道の駅内の屋外階段に受付を設ける。雨天休業。