パネル展「川崎と沖縄を繋(つな)ぐ歴史パネル展in名護博物館」が4月24日、名護博物館(名護市大中4)で始まった。主催は「やんばるナゴラブ」(名護市城1)。
パネル展「川崎と沖縄を繋ぐ歴史パネル展in名護博物館」の様子
神奈川県川崎市の「川崎沖縄県人会」が今年100周年を迎えたことから、記念事業として行う同展。
「やんばるナゴラブ」代表の渡具知豊さんは「川崎には100年以上前から、沖縄県から多くの人々が仕事を求めて移住した歴史があり、今も川崎と沖縄は深い縁がある。私は6年ほど前から地域活動の一環として川崎と名護双方の人々の縁をつなぐことをしてきたが、名護との縁も深まった今、その歴史を知ってもらおうと企画した」と話す。
会場では、「川崎と沖縄の歴史」を掘り下げ、沖縄から川崎市に移り住んだ先人たちの歴史や文化に触れることをテーマに、名護市と川崎市の関係性などを紹介する。
このほか、「川崎沖縄県人会」の歴史や歩み、同会の歴代会長紹介か、川崎での「沖縄芸能の隆盛」、2018(平成30)年7月5日(名護の日)に渡具知さんが発起人となり川崎競馬場で行ったイベントなどを、約35枚のパネルで紹介する。
渡具知さんは「100年もの間、人の思いだけで県人会が続いていることに感謝している。名護市と川崎市の交流人口も増加してきており、個人同士の交流から民間や行政同士の交流へと発展をしてきている。これからも両市の交流人口を増やして行く活動をしていきたい」と意欲を見せる。
開催時間は10時~18時(最終日は17時まで)。入場無料。今月28日まで。