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名護・稲田小学校が創立75周年記念式典 学習発表会も

「稲田・羽地・ヤンバルのこと」を学習発表する5年生

「稲田・羽地・ヤンバルのこと」を学習発表する5年生

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 名護市立稲田小学校(名護市我部祖河)で1月21日、創立75周年記念式典が行われた。

学習発表で合奏する1年・2年生

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 1947(昭和22)年8月創立の同校。当初、羽地初等学校稲田分校として開校し、翌7月、名護市立稲田小学校に改名した。校舎は多野岳の連山と嘉津宇岳を東西に眺められる小高い丘の上に位置し、田畑が広がる自然豊かな環境に囲まれている。

 校区は、名護市内の我部祖河区、古我知区、呉我区、内原区で、これまで2444人の卒業生を送り出してきた。現在1年~6年生まで98人の児童が通学する。

 本年度は創立75周年記念事業に取り組み、1月31日まで、同校の歴史を振り返る写真・資料展示会「あんやたん稲田小学校」を校内で行うほか、動画制作や名護のコミュニティラジオ「FMやんばる」での番組「稲田ラジオ」放送、学校所有のマイクロバス買い替えのための募金活動などに取り組んできた。

 式典の同日は、児童による学習発表会も行われた。同小学校での体育館では、金管バンド部が合奏を披露したほか、1・2年生が朗読と合奏発表、3年生がウミガメのことを調べた「うみがめ学習」発表、4年生が「地域のために尽力した人」発表、5年生が「ふるさと学習」をテーマに地域についての考察発表を行った。6年生は、修学旅行での平和学習から、沖縄戦を中心にとした歴史や社会学習を発表した。

 玉城武利校長は「本校は、『子どもたちに教育を』『わったー(私たちの)学校をつくる』という熱い思いで作られた。現代は予測困難な時代だが、子どもたちには変化に主体的に向き合い、他者と連携・協働をしながら課題解決する力を身に着けてほしい。学校とともにある地域の方の思いにも感謝したい」と話す。

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