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「シマクトゥバスクール」開催 やんばるの言葉を子どもたちへ伝える

「普段触れる機会が少ない子どもたちに『しまくとぅば』を楽しんでほしい」と平良美乃さん(右)と金城亮太さん(左)

「普段触れる機会が少ない子どもたちに『しまくとぅば』を楽しんでほしい」と平良美乃さん(右)と金城亮太さん(左)

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 沖縄県北部の方言「しまくとぅば」を学ぶイベント「夏休み!シマクゥバスクール~ヤンバルのシマクトゥバ~」が7月21日・28日、名護博物館(名護市大中)で開催される。

前回の様子「クヌ ドーグン 〇〇ドゥ ヤンナー?」

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 主催は那覇市に拠点を置く「しまくとぅば普及センター」。沖縄県が施策する「しまくとぅば普及推進行動計画」を基に、「しまくとぅば」の普及や伝承が目的の「シマクトゥバスクール」を企画する。同講座の実施は那覇、石垣に続いて3回目。これまでに大人を中心に100人ほどの参加があったといい、親子向けの講座は今回が初の試みになる。

 イベントでは、テキストを使いながら45分間・2コマの講座を2日に分けて行う。講師は同センターが実施する「しまくとぅば講師養成講座 上級認定者」の宮城達也さんと仲程利光さんが務める。

 21日は、宮城さんが「しまくとぅば」の基本や、大宜味村の言葉ではやんばる地方の生き物の名前などをどう呼ぶかなどを教える。28日には、仲程さんと共に本部町の方言で果物の名前のほか「スイカの価格はいくら?」など日常会話で使えるフレーズを学んでもらう。受講者には「シマクトゥバ50音表」を進呈する。

 同センターの平良美乃さんは「しまくとぅばは、地域で使われてきた生活言語。やんばるの方言を残すためにも地元の小中学生に、しまくとぅばを身近に感じてもらいたい。講師は地元の方言で育ってきた2人」と話す。「しまくぅばを話せる人が1人でも増えれば。これからも文化の発信源でもある博物館や市町村と連携しながら活動を続けていきたい」とも。

 開催時間は10時30分~12時10分。参加無料。事前申込制で締め切りは7月10日。先着50人。

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