沖縄そば店「ちだもと食堂」が6月30日、名護市大北の住宅街にオープンした。
席数は、カウンター=5席、座敷=8席。店主は、沖縄そば作りを趣味としてきた金城清二さん。定年後に「第二の人生へのチャレンジ」(金城さん)として一念発起し、40代からという長年の夢を家族の後押しでかなえたという。
出店までの経緯について、金城さんは「幼い頃、父がよくそば屋に連れて行ってくれ幸せだった記憶からそばが好き。趣味でそばを作り、わが子にも食べさせていた。いつか店ができればと思っていた」と振り返る。1年間かけて自宅1階のリビングをオープンキッチンを備える店舗に改装した。
提供するのは、かつおだしをベースにした沖縄そば。だしは厚切りのかつお節と花がつおの2種類で取る。そばメニューは、「ソーキそば」(850円、小は100円引き、特盛は100円増し)、「三枚肉そば」(750円、同)、おぼろ豆腐を入れた「ゆし豆腐そば」(小=700円、大=800円)。トッピングの肉は、独自でブレンドした調味料で味をつける。そばは全て合わせて1日当たり約50杯分を用意する。
そばのほか、「チキン唐揚げ」(700円)や炊き込みご飯「じゅうしい」(200円)、「オリオン瓶ビール」(550円)も用意する。
金城さんは「改装中はわくわくしていたが、飲食業の経験がないことやワンオペで営業することもあり緊張と不安が入り交じっている。お客さまとおしゃべりもしながら、私自身が楽しんで営業していきたい。家で食べる感覚で気軽に来られるアットホームな雰囲気にしていきたい」と話す。
営業時間は11時~15時。