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名護・勝山に自然体験施設「ベースキャンプ」 シークワーサー収穫体験、グランピングも

「勝山の魅力を伝えていきたい」と山川さん

「勝山の魅力を伝えていきたい」と山川さん

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 名護・勝山に、特産品のシークワーサーをテーマにした自然体験施設「BASE CAMP(ベースキャンプ)」(名護市勝山、TEL 090-1948-1522)が10月22日、オープンした。

バーで提供するシークワーサーカクテル

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 3000坪の敷地に、200~300本のシークワーサー畑やランピング施設4テント、野営キャンプサイト(9区画)、予約制のバー、金曜・土曜・日曜限定で営業するテイクアウト店を複合して営業する。

 店主はこれまで約15年間、市内でバーを営んできた地元出身バーテンダーでシークワーサー農家の山川敬さん。コロナ禍を受けて、同所に移転して業態を拡大し再スタートを切った。「以前から、シークワーサー畑とこの土地を活用して何かできないかと考えてきた。自分が得意な、アウトドアや自然の中で過ごすことを中心にした施設にしようと思った」と話す。

 「中級~上級者向け」というソロキャンプ専用のキャンプサイトは、畑の中に整備。グランピングは、各テント2人用でエアコンやベッド2台を設置。テントの外ではバーベキューも楽しめる。

 管理棟も兼ねるバーの店内は、ブラウンを基調にした落ち着いた雰囲気で5席を設け、山川さんが生産したシークワーサーのカクテルを中心に提供する。そのほか、季節や要望に応じて、山川さんがガイドする嘉津宇岳の山歩きやシークワーサーの収穫体験なども実施する。県内外からの観光客をターゲットにする。

 これまで、イベント企画や町おこし、オリオンビールが提供する地元ビール「75BEER」の開発にも携わってきた山川さん。「どうしたら名護に来てもらえるかということを考えてきたが、それはこれからも変わらない。来年1月には開業15周年を迎えるが、これからはさらに勝山の魅力を伝えていきたい」と話す。

 「今後は、サウナの設置やウエディング企画やアウトドア知識を伝えるようなイベントも打ち出したい。幼い頃は畑が嫌いだったが、今ではおじいとおばあから受け継いだ土地があって本当によかったと感じている。この場所で良い思い出をつくってもらえたら」とも。

 営業時間は10時~22時。予約はメールとインスタグラムのメッセージで受け付ける。

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