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今帰仁に「今帰仁黒糖スタンド」 黒糖製造会社が「ぜんざい」売りに出店

「黒糖はミネラルを含むので熱中症対策に食べてほしい」と與那さんと妻の尚子さん

「黒糖はミネラルを含むので熱中症対策に食べてほしい」と與那さんと妻の尚子さん

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 「沖縄ぜんざい」をメインに提供する「今帰仁黒糖スタンド」(今帰仁村仲宗根)がオープンして、8月10日で3カ月がたった。運営は黒糖の製造卸「共栄社」(謝名)。

「今帰仁黒糖スタンド」が提供する「黒糖ぜんざい」

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 5月10日にオープンした同店。席数は、テーブル=8席、テラス=10席。同社は1975(昭和50)年に創業。黒糖はじか火の釜炊きで作る。出店の経緯について、與那勝治社長は「10年ほど前から開発してきた黒糖を使う菓子などの商品を販売できる店を半年ほど前から構想。黒糖の味をダイレクトに伝えられる『沖縄ぜんざい』を提供することにした」と話す。

 「沖縄ぜんざい」は、白玉と甘く煮た金時豆の上に削り氷を盛ってカキ氷状にしたご当地スイーツ。同店では、黒糖シロップをかけた「黒糖ぜんざい」(450円)を売りにする。トッピングには「ミルク」「きなこ」(以上50円)を用意する。「抹茶黒糖ぜんざい」(550円)も用意する。

 一般的なかき氷の「いちご」「レモン」(以上250円)や「シークワーサーミルク」「宇治金時」(以上500円)も提供。ドリンクは「コーヒー」(300円)を用意する。黒糖とナッツを合わせた菓子のほか、黒糖や黒蜜など自社商品の売れ筋約20種類も販売する。

 オープンからこれまでの様子について、與那社長は「SNSで知った観光客や地元の人の来店がある。自分たちの手で自分たちの商品を売るという念願がかなった」と話す。「地元の特産品でもある黒糖をソウルフードとして子どもたちに伝える場所にもしていきたい。お客さんの声も反映しながら、地元の人と観光客が集まる場所にしたい。いずれは2号店も出店できたら」とも。

 営業時間は14時~17時(土曜・日曜は13時から)。

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