野鳥観察イベント「YBF第1回探鳥会 in 福花原(ふっかばる)」が9月29日、金武・ネイチャーみらい館(金武町金武)周辺で行われる。
主催は、地域の自然環境や固有鳥類・珍鳥、バードウオッチングの情報交換を行い、自然や鳥類への理解を深めることによる地域交流・連携を目指して活動する市民団体「やんばるバード フェア(YBF)」。同会初の観察会として企画した。
同会代表で、生物学やエコツーリズムを専門とする名桜大学(名護市)教授の新垣裕治さんは「金武は沖縄県内でも有数の野鳥観察の聖地で、約270種類の鳥類が飛来する。今回は、子どもから年配の人までが安全にバードウオッチングできる場所。田んぼと川の両方があり、約1キロの範囲で豊富な種類の野鳥を見られるので、とても面白い」と話す。
当日は、国内外で活動する野鳥ガイドの宮島仁さんと共に、億首川とその周辺の田芋の水田・福花原を散策しながら、カモ類やシギ・チドリ類などの野鳥を観察する。集合・出発地点はネイチャーみらい館。定員は20人。
新垣さんは「今は渡り鳥が渡ってきているタイミングなので、野鳥観察には絶好の時期。渡り鳥のアカハラダカが見られる可能性もある。金武には海外からバードウオッチングに訪れる人も多い。地域の資源の魅力も伝えたい」と話す。
開催時間は10時~12時。事前の申し込みが必要。