女子サッカー・なでしこリーグ2部「SEISA OSAレイア湘南FC」が10月5日、名護市21世紀の森サッカー・ラグビー場(名護市宮里2)で「福岡J・アンクラス」と対戦する。
同チームFWの国吉花吏埜選手が糸満市出身であることから実現した同試合。同チーム広報担当者の金野可奈さんによると、同試合は「沖縄凱旋試合」と位置付け、ホームゲームをホームタウンの神奈川県外で行う「異例の形で行う」という。
実施のきっかけについて、金野さんは「女子サッカー界はまだまだ発展途上だが、その中でも沖縄には身体能力の高い中高生のプレーヤーがおり、ポテンシャルがとても高い。県外で活躍する地元選手のプレーを子どもたちに見てもらうことで、沖縄女子サッカーの機運を醸成していければと行うことになった」と話す。
国吉選手について、柄澤俊介監督は「高校進学で沖縄から神奈川に出てきて、キャプテンも務めた選手。柔軟ながらも貪欲なプレースタイルも持ち合わせる、まじめで素直な性格。地元の皆さんには、彼女の成長をぜひ見てもらいたい」と話す。
「チームはここ数試合、連敗が続いており、19節となる今節はチームにとって非常に重要な一戦」とも。「ミスが1点に直結する厳しい環境で、チームの協調性を高めることが鍵になる。子どもたちに夢を与える事ができるプレーを見せることができれば」と意気込む。
4日は、国吉選手も参加する「サッカー教室」を行うほか、5日は前座試合として「SEISAOSAレイア湘南FC U15」と「FC琉球aleさくら」の試合を行うほか、チャレンジマッチとして、同チームと「FC琉球さくら」の試合も行う。
13時キックオフ。