国道58号線沿い、名護市民ビーチ横に10月5日、カフェ&レストラン「Gyu Ton Pan(ギュウトンパン)」(名護市幸喜、TEL 0980-43-6622)がオープンした。
市内の居酒屋「島の素材と炭火焼鳥 さじかげん」(城2)が2号店としてカフェ業態で出店した同店。店長の川端恭平さんは「元々2020年の開店予定で準備を進めていたが、コロナ禍の影響で難しくなり、2年越しのオープンとなった。北部への観光客を中心に、新名物を売り出していきたい」と意気込む。
店内は「室内だけど屋外にいるような雰囲気」をコンセプトに、自然木を取り入れた席を中心に、テーブル席40席を用意。屋外には芝生を敷き詰め、ナチュラルに仕上げたデッキには10席を用意する。
看板メニューは、独自に開発したスイーツ「生サーターアンダギー」。サーターアンダギーの材料を使ってアレンジし、生地に黒糖を練り込んで揚げた。「まるで生のようなもちもちとふんわりが楽しめる食感」(川端さん)に仕上げたという。「メープルカスタード」(1,200円)や「苺(いちご)とピスタチオ」(1,300円)など6種類をフルーツやホイップクリームなどと盛り付けたデザートプレートで提供。テイクアウト販売も行う。
ランチメニューにはハンバーガーなどを用意。メニューは、和牛パテを2枚サンドする「肉厚ダブルビーフ」(2,100円)や「県産黒毛和牛100%バーガー」(1,250円)、「県産あぐー豚ベーコン×チーズ」「メキシカンタコスバーガー」(以上1,000円)などのほか、「シェフ自慢のバターチキンカレー」(1,650円)や「県産和牛ハンバーグ」(2,200円)など。客単価は1,500円~1,800円。
ディナー営業は、パスタや肉料理などを中心に提供。貸し切りなどにも対応するほか、近隣ホテルでのウエディングなどでの二次会利用も見込む。
オープンから1カ月がたった。「地元の方の来店は3割ほどで、大部分が県外からのお客さま。20~30代と若い女性層が多い。観光も少しずつ盛り上がってきていると感じている」と話す。
「何よりも『生サーターアンダギー』のインパクトもあり、好評を頂いている。サーターアンダーギーはずっしりとしたイメージもあると思うが、新しい感覚のスイーツとして多くの方に知っていただき、沖縄の新名物を目指したい」と意気込む。
営業時間は11時~16時、17時~23時。火曜定休。