
名護の社会人サッカーチーム「CAMARADE75(カマラーダナゴ)」が4月1日、結成から1年を迎えた。
「名護市をスポーツの町にする」を目標に掲げ、昨年発足した同チーム。結成のきっかけについて、地元出身の消防士でチーム代表の比嘉陸人さんは「私自身、幼い頃からサッカーをしてきたが、高校を卒業したらやめてしまう仲間も多く、大学生や社会人でも昔からの仲間とサッカーを続けられる場所を作りたいと思った。地域貢献にもつなげたいと立ち上げた」と話す。
チーム名はスペイン語で「仲間」「同志」を意味するという。比嘉さんの兄が経営するイベント会社「NEWFLY」(宮里6)がチームを運営する。
現在、18歳~23歳の部員62人が在籍しており9割が名護市出身。名桜大学や沖縄国際大学などに通う学生を中心に、地元公務員や栄養管理士、会社員などが参加している。週2回、週末を中心に「あけみおSKYドーム」で約2時間の練習を行い、毎月2回は中南部の社会人チームと練習試合を行い活動する。
比嘉さんは「結成当初は部員が20人からのスタートだったが、口コミなどで広まり、部員や応援してくれる地元企業などたくさんの仲間が増えた。サッカーを楽しみながら、地域のために何ができるかをチームメートと考えた1年間だった」と振り返る。不定期で市内中学校のサッカー部とも交流し、技術的なアドバイスやトレーニング指導も行ってきた。
今後の展望については「5月から始まるクラブチームサッカー選手権で優勝したい。地域活動への参加など、地元のためにできることも継続していき、名護市を盛り上げていきたい」と意気込む。