
農産物直売イベント「第100回 勝山軽トラ市」が6月22日、「勝山シークワーサー」(名護市勝山)敷地内で開催される。
主催は「勝山シークワーサー」と出店農家で構成される実行委員会。2017年(平成29)3月から毎月第4日曜の開催を重ねてきた。今回で100回目を迎える。開始当初は120人ほどだった来場者も多い月には350人ほどが来場するようになり、地域活性や農家と消費者のコミュニケーションの場にもなっているという。
開催のきっかけについて、「勝山シークワーサー」の安村弘充社長は「勝山地域の農家は70%がシークヮーサーの栽培に携わっている。シークワーサーの消費拡大による農家の基盤作りを模索していたところ、農家から軽トラ市の案が出た。夏~秋の収穫時期にはシークワーサーを目玉に販売している」と話す。不定期で行うシークワーサーの枝を使った「マイ箸づくり体験」も人気だという。
当日は、主に勝山の農家など出店者約20組が軽トラックの荷台を店舗に見立て、野菜やキノコ類などの地元農産物を中心に、花苗木やメダカ、陶芸品などを販売する。
「お客さんの笑顔や、出店者同士の助け合い、皆の楽しむ気持ちでここまで続けてこられた。一番苦しかったのは、コロナ禍の中止の判断。再開したときに、前よりもお客さんがたくさん来てくれうれしかった。毎回、準備も片付けも出店者で協力して行い、終わった後には反省会を行っている。来場者数やお客さんの声などをみんなで確認して、改善点なども考えて気持ちを合わせている」と安村社長。「農家の高齢化とともに出店者の高齢化も進んでいるが、楽しみに来てくれているお客さんのために、これからも力を合わせて、のんびり続けていきたい。これからも勝山の自然の中で鳥や虫の声を聞きながら、農家とのコミュニケーションを楽しんでもらえたら」と話す。
開催時間は8時30分~12時。