
おむすび専門のキッチンカー「看護師が握るおむすびキッチンカー大中小」(名護市大南、TEL 090‐2596‐9509)がオープンして3カ月がたった。
店主は看護師資格を持つ宮城笑子さん。「高齢者から子どもまで安心して食べられるおむすび」をコンセプトに、宮城さんの自宅駐車場にとめたキッチンカーで営業する。
出店のきっかけについて、宮城さんは「父が病気でご飯が食べられなくなった時に、改めて食事の大切さを感じた。看護師や在宅介護士としての経験や知識を生かして、年齢を問わずおいしく食べられるおむすびを届けたいと思い、出店を決めた」と話す。移動販売が可能なキッチンカーを選んだのは、将来的に地域イベントなどでの販売も視野に入れているためだという。
おむすびは、主食とおかずを一体化させた構成で、型を使わず手で握っているのが特徴。メニューは、「しお」(200円)、「昆布」(220円)、「ツナマヨ」、「紀州南高梅」(以上250円)の定番6種類のほか、曜日替わりで「さばみそ」「豚キムチ」「オムライス」「照り玉チキン」(以上280円)、「お茶漬け」(220円)、「梅ささみチーズ」(320円)など12種類の中から4種類を用意する。サイドメニューには丸く握った「一口サイズ」(5個入り200円)の「しお」「お茶漬け」「ゆかり」など5種類のほか、4種類の野菜を使った「野菜てんぷら」(220円)、朝限定の「みそ汁」(220円)も用意する。
宮城さんは「近所の方からは『お店ができて助かる』という声をいただいている。一口サイズのおむすびは小さい子どもでも食べやすいと好評で、リピーターも増えてきた。体調の悩みを話してくれるお客さんもいる」と話す。
今後については「おむすびをきっかけに地域の人とコミュニケーションをとり、体調や健康についての相談役になれたら。離乳食期や体調不良などで飲み込みが難しい方に向けて、おかゆメニューも検討している。公民館やイベントなどの出張出店も行い、地域に根ざしていきたい」と話す。
営業時間は、月曜~木曜=16時~19時、土曜・日曜・祝日=6時~9時。金曜定休。