
本部町の中学硬式野球チーム「沖縄本部ポニー」の所属選手2人が、7月31日から米イリノイ州マリオンで開催される世界大会に日本代表選手として出場する。
日本代表の本部中学校3年の宮里佳楓さん(写真提供=宮里奈利龍さん)
宮里佳楓さん(本部中3年)と稲葉仁也さん(上本部中3年)の2人は5月に長崎県で行われた日本代表選考会に沖縄県代表として参加。ポニーリーグのU-16の日本代表入りを決めた。日本代表チームは、6月22日~27日にフィリピンで行われたアジア大会に出場し、5試合すべてに勝利してアジアチャンピオンとなり、世界大会「アメリカン・ポニーリーグ・ワールドシリーズ」への出場を決めた。
稲葉さんは「日本代表に選出されたことに感謝の思い。重みある立場だと誇りに思う。支えてくれた人への感謝を胸に、諦めずに全力でプレーし、チームの勝利に貢献したい。一球一球に思いを込めて挑みたい」と意気込む。宮里さんは「初めての国際大会でいろんな国の選手と戦えることがうれしい。ベストなコンディションで挑みたい。守備が得意なので恥のないようなプレーをして世界一を目指したい」と話す。
宮里さんの父の奈利龍さんは「昨年、日本代表に選ばれたチームの先輩を見て『絶対に自分も来年は』と強く思っていたのを近くで見ていた。送迎や弁当作りなど家族でサポートしてきたが、息子の夢がかなったことがうれしい」と笑顔を見せる。
宮里さんは「日本代表に選ばれて野球がさらに楽しくなった。アメリカで試合の目標は、守備でエラーをしないことと、バッティングでヒットを1本打つこと。試合で仲間と喜び合えるように頑張りたい」と意気込む。