
動植物園「ネオパークオキナワ」(名護市名護)に8月1日、新エリア「ジャングルエリア」がオープンした。
新設した同エリアは、順路「水中トンネル」の次に設けたもので、かつてシロクジャクの飼育エリアだった所を改修した。エリア内では、ルリコンゴウインコ1羽とヒムネオオハシ1羽、コアリクイ2頭、コモンリスザル4頭を放し飼いにする。柵やおりを設けずに動物たちの自然な姿を観察できるようにしている。周りにはジャングル特有の植栽を施した。
同園スタッフの比嘉翔さんは「もっと身近に動物たちを見学してほしいと昨年の夏から構想を練り、1年かけて実現した。今まで当園で放し飼いをしたことがない動物たちなので、飼育環境やストレス軽減の工夫など、飼育方法は他の動物園を参考にしながら試行錯誤した」と話す。
同日はエリア入り口でセレモニーを行い、地元の小学生など約40人が参加した。同施設の土井晃支配人が「当園のコンセプトである『人と動植物の共存』が来園者に伝わり、自然や動植物の魅力を感じてもらえたら」とあいさつ。参加者の「ジャングルエリアオープン」の掛け声でオープンし、開場を祝った。
比嘉さんは「ここに来ると南米のジャングルにいるような感覚を味わえる。今後はさらに植栽を増やし、動物の種類も増やしていく予定。動物が突然近づいてくるなど放し飼いならではのドキドキ感も体験してほしい」と話す。
開園時間は9時30分~17時。