
居酒屋「民謡ライブ居酒屋 ゆいなぐ」(名護市世冨慶、TEL 0980-43-6370)がオープンして3カ月がたった。
場所は、名護東道路・世冨慶インターチェンジの程近く。ガレージを改装した店内には、カウンター席3席、テーブル席36席、座敷席14席と、ステージを設ける。
店主は、名護市在住の民謡歌手・小濱いずみさん。沖縄県内で活動する女性民謡グループ「ねーねーず」の初代メンバーを母に持ち、幼い頃から民謡を聞いて育ち、20歳のときに歌手デビューしたという。約20年前から民謡グループ「ゆいなぐ」を結成して活動してきた。
出店のきっかけについて、小濱さんは「ホームグラウンドが欲しいと思った。『名護の良さを発信し、人と人を結びたい』というグループ名をそのまま店名にした。一人でも多くの人に沖縄の民謡に興味を持ってほしい」と話す。
提供する料理は沖縄の家庭料理が中心。メニューは、親鶏を使う「ハイケイの炭火焼」(980円)や「グルクンの唐揚げ」(770円)、鳥ミンチをのせる「タコライス」(980円)のほか、沖縄そばと沖縄風炊き込みご飯・じゅーしーをセットにした「名護そばジューシーセット」(1,300円)、「島豆腐サラダ」(660円)、「沖縄浅漬け」(770円)、「ポーたまおにぎり」(550円)など。
ステージでは、小濱さんと「ゆいなぐ」メンバーの大城竜二さんが毎日民謡ライブを行う。伝統的な沖縄民謡や、三線や太鼓で演奏するJ-POPを披露する。
オープンから3カ月がたち、「夏休みシーズンに店を開いたのでいきなり忙しく、そのまま忙しい日が続いてありがたい。近隣の民泊客や観光客、3世代の家族連れなど幅広い層の来店があり、週末は満席になる日もある」と小濱さん。「経営が初めてなので不安もあったが、私の兄が経営面で、娘がホールで日々の営業を支えてくれている」とも。
「アットホームな雰囲気で営業するとともに、うたさー(歌い手)として沖縄の歌い継がれてきた音楽を名護から発信していきたい」と意気込む。
営業時間は17時30分~23時(土曜・日曜は24時まで)。水曜定休。