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名護・嘉陽で「ウミガメまつり」 飼育体験や身体測定、サメの解剖も

「美ら海自然学校」スタッフの仲松由美子さん(右)と国広潮里さん(左)は「名護東海岸の自然と文化の魅力を伝えたい」と話す

「美ら海自然学校」スタッフの仲松由美子さん(右)と国広潮里さん(左)は「名護東海岸の自然と文化の魅力を伝えたい」と話す

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 イベント「第5回ウミガメまつり~美(ちゅ)ら島自然学校開校10周年ありがとう~」が11月30日、「美ら島自然学校」(名護市嘉陽)で行われる。

前回のイベントの様子(写真提供=美ら海自然学校)

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 2009(平成21)年に閉校した旧名護市立嘉陽小学校の跡地を活用し、美ら島財団(本部町石川)が運営する同施設。名護の東海岸を中心にウミガメや自然環境の研究を行っていることから、取り組みの普及と地域活性化、魅力発信を目的に開催する。スタッフの仲松由美子さんは「学ぶ・体験する・買う・食べるを軸に企画した。ワークショップや物販などで地元のお店に協力してもらい、地域連携を強化した」と話す。

 当日は、サンゴ礁域に生息する約30種類の魚を展示。魚は「美ら海水族館」(本部町石川)から荷台が水槽になっている活魚車で運ぶ。「サメはかせの解剖教室」では、美ら海財団の動物研究所に所属する「サメ博士」が標本を使いサメを解剖・解説する。「ウミガメ飼育体験」では、0歳のウミガメの甲羅を歯ブラシで磨く「ぴかぴかタイム」や「身体測定」を行う。「海砂ビンゴ」では、「国際海洋環境情報センターGODAC(ゴーダック)」が協力し、海岸の砂を観察してもらったり貝やサンゴなどの生き物の名残を探してもらったりする。

 アダンの葉を使った小物づくりやフクギを染めるワークショップブースのほか、飲食ブースを設ける。飲食ブースでは、「irie mum(アイリマム)」「INAHO FARM(イナホファーム)」「Tulipan Bekery(トゥリパンベーカリー)」「嘉陽共同売店」の4店が、コーヒー、ラッシー、焼き菓子、パン、おにぎりなどを販売。「嘉陽共同売店」は、同自然学校とコラボして制作した「嘉陽で見られるいきもの手ぬぐい」「嘉陽の文化手ぬぐい」(各1200円)、オリジナルステッカー(300円~)などのグッズを販売する。

 仲松さんは「近くの海岸がウミガメの産卵場所だったことから授業の一環としてウミガメの産卵から放流に取り組んだ旧嘉陽小学校の歴史をこれからも地域につないでいきたい。ワークショップやおいしい物を食べて久志地域の魅力も感じてもらえたら」と話す。

 開催時間は10時~16時。入場無料。

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