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名護・中山にカフェ「元氣コーヒー」 就労支援の一環、豆は自家焙煎

「ここに来て元気な気持ちになってほしい」と羽立社長

「ここに来て元気な気持ちになってほしい」と羽立社長

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 カフェ「元氣コーヒー」(名護市中山、TEL 090-2980-0401)が11月25日、オープンした。

名護市・中山のカフェ「元氣コーヒー」で提供するメニュー

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 コーヒーを提供する同店。一軒家を活用した店舗の面積は約5坪。席数は12席。就労支援B型事業所「光と風の和 はんぱたやー」を運営する「源氣」(本部町伊野波)が名護市内で2拠点目の施設外就労支援先として出店した。羽立芙美子社長は「利用者の増加に伴って20~30代の若年層も多くなったことから、社会で働く力を身に付けてもらおうと立ち上げた」と話す。事業所の利用者が幅広い業務を担当する。

 メニューは、ミルクコーヒー、ソイミルクコーヒー(以上500円)、「紅茶」(400円)、自家焙煎(ばいせん)豆を使う「元氣ブレンド」(450円)のほか、自社栽培するモリンガを使った「モリンガティー」(400円)、沖縄のシナモン・カラキやモリンガの根と葉を抽出した「きまぐれ薬膳スープ」(500円)など。カボチャ丸ごと一つを使った「かぼちゃプリン」(300円)や店内で作る豆乳の副産物・おからで作る「おからチョコケーキ」(400円)も提供する。羽立社長は「地域の人にコーヒーや手作りのデザートを気軽に楽しんでもらいたい」と話す。

 社会福祉士やケアマネジャーとして北部地域の福祉現場を見てきた羽立社長は「名護や本部には、介護や認知症を予防する日常的な場が少ないように感じる。落ち着けばイベントとして『認知症カフェ』を開き、人との交流や地域の中での居場所作り、家族や福祉関係者が相談できる機会もつくりたい」と話す。高齢の地元農家から引き継いだ畑でのウコンやモリンガ、田芋、島唐辛子の生産・加工も手がけていることから「農作物を使った商品開発もすることで、利用者の就労支援も広げていきたい」と話す。「福島市からやんばるに来て13年。地域の人に助けられてきた。今度は自分のノウハウを地域のために生かしていきたい」とも。

 営業時間は10時~17時。

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