本部町の八重岳で1月17日、恒例の「第48回もとぶ八重岳桜まつり」が始まった。
会場となる八重岳は、沖縄本島で2番目に高い標高453.4メートルを誇るカンヒザクラの名所。山頂まで全長約4キロある上り道には、7000本以上のカンヒザクラが植えられており、例年桜まつり開催時には山全体が桜色に染まる。緑の原生林と濃い緋(ひ)色のカンヒザクラが織りなす景観が特徴で、日本で最も早く桜を楽しめることから、「日本一早咲き」「ひとあしお咲きに」をキャッチコピーに掲げる。本部町観光協会の饒波正仁事務局長によると、昨年は約16万3000人が来場した。
48回目となる今年は、「桜」をまつりの主役に位置付け、内容をリニューアルする。主管が町役場から本部町観光協会に移ったことを機に、これまでイベントの主役だったステージイベントを減らし、桜をゆっくり鑑賞する回遊型・滞在型のイベントへと転換する。ステージイベントの一部は、もとぶ文化交流センターに会場を移す。実行委員会には引き続き町役場職員も参加し、連携体制で運営する。
期間中、八重岳桜の森公園を中心会場に、いちばん桜歩け歩け大会、本部ミス桜発表、わんぱく綱引き、奉納演舞、石くびり大会、民謡ショーなどを行う。今年は新たな取り組みとして、「桜大明神」の復活、写真撮影を楽しめるスポット設置を行う。
饒波事務局長は「もとぶ八重岳桜まつりの本来の魅力は桜そのものにある。県外から訪れる人にも、八重岳ならではの桜の美しさや自然環境をしっかり伝えたい。ステージ中心の集客から、桜を味わう時間を大切にするまつりへ転換し、来場者の満足度向上につなげたい」と話す。
本部町によると、桜の開花状況は現在、全体では1部咲きに満たない様子といい、頂上付近では6~7分咲きという。
2月1日まで。