カフェ「cafe 天の船(てんのふね)」が本部町伊豆味にオープンして1カ月がたった。
そば粉生地で作るガレットをメインに提供する同店。北海道出身の及川智洋さんと宮城県出身の玲子さん夫妻で運営する。
店舗面積は約15坪。席数はテーブル席18席。自宅兼店舗の建物は、白色を基調に洞窟のような壁や天井を施した内装が特徴。仙台を拠点に、自然素材を生かしたオリジナル家具のデザインや、店舗、住宅などの設計・施工を手がける建築家・尾形欣一さんのギャラリー「OGATA YAMA(オガタヤマ)」(宮城県仙台)と同じデザインを採用した。玲子さんがインターネットで同アトリエを知り、建築デザインに引かれたことから、約1年かけて施工したという。入り口には、美瑛町の「白金青い池」(北海道美瑛町)をイメージした池を施した。
出店のきっかけについて、玲子さんは「伊豆味の緑に囲まれた環境が自分の住みたい理想の場所にぴったりだった。尾形さんが作り出すアートな世界を色んな人と共有したいと思い出店を決めた。20年間フランスに住んでいたこともあって、ガレットはよく作っていた。友人たちからも好評だった」と話す。
メニューは、紫芋、ゴーヤー、パパイアで作ったキムチなどを載せた「やんばる森」(1,500円)、今帰仁産のエリンギやシイタケ、めんたいこなどを載せた「めんたいきのこ」(1,450円)など4種類のガレットをはじめ、「島バナナ黒糖」(900円)、自家製キャラメルソースに、海水を蒸発させて作った「むー塩」、くるみをトッピングした「キャラメル ペッパー こんがりくるみ」(900円)など4種類のクレープを用意する。
ドリンクは、コーヒー(700円)、紅茶、ノンカフェインチャイ、自家栽培のハーブで作るハーブティー、自家製ジンジャーエール(以上600円)など21種類を用意する。
玲子さんは「1月上旬までは落ち着いた営業が続いていたが、SNSの影響で中南部からの来店が増えた。来客数がオープン当初の20~30倍になり、対応が追いつかない時もあった。自宅を兼ねた店舗のため、敷地内への立ち入り対応なども含め、オペレーション方法を試行錯誤している」と話す。
「私たちがおいしいと思った食材を使って、珍しい組み合わせのメニューを作っている。店内の雰囲気と一緒に創作メニューの味も楽しんでもらえたら」とも。これからも目の前のお客さまを大切にして店を続けていきたい。メニューも季節に合わせて変えたり種類を増やしたりしたい」と意欲を見せる。
営業時間は11時30分~16時。月曜・火曜・金曜定休。予約制。