沖縄県最北端にある「道の駅 ゆいゆい国頭」(国頭村奥間、TEL 0980-41-5555)が4月29日・30日、「創業25周年記念大感謝祭」を開催する。
1998(平成10)年4月25日に沖縄県内3カ所目の道の駅としてオープンした同施設。「村民に愛され、県民や観光客に国頭村を知ってもらう場」をコンセプトに掲げる。施設名の「ゆいゆい」は、「人と人を結ぶ」を意味する沖縄言葉「ゆいまーる」から名付けた。
施設内には、自然光が入る大きな窓を設置するほか、床や柱は国頭産の琉球松を使う。レジコーナーはかやぶきの古民家をイメージした造りとなっている。「国頭産」をテーマに、特産品販売やフードコート営業、イベント開催などを展開する。
田場聡統括駅長は「地元野菜や土産物の販売から、食事、家族連れで遊べる広場もあり、立ち寄りやすい場所となっている。地元客が6割で、市外からの利用客が4割。これまで地元の方に多く利用いただいてきた」と話す。
創業25周年記念イベント当日は、沖縄出身で歌手の古謝美佐子さん、お笑い芸人の大兼のぞみさん、民謡歌手の又吉ゆいさんによるステージライブ、地域の子どもたちによるエイサー披露などを行う。
会場では、「まちゃ~ぐわ~フリーマーケット」をはじめ、黒糖、ジャガイモ、ニンジンの詰め放題、ミニミニ動物園を展開。レストラン「くいな」では「500円メニュー」を提供する。
田場さんは「コロナ禍も落ち着き、観光客や団体客も増えてきた。今後も国頭村特産のタンカンやパイナップル・ゴールドバレルなどの周知を広めていきたい。当施設から国頭村を知ってもらい、地元の雇用を生みながら人口増加にもつなげられたら」と意気込む。
営業時間は9時~18時。